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2005年版ガイドラインは、「リモデリング」を防ぐという方向
2006 / 02 / 14 ( Tue )
「私達、ついつい『発作』の有無に視線が行きがちですが、治療の力点がリモデリング予防なのではないか、と。つまり、繰り返す(あるいは継続する)炎症によって、正常な組織『ではない組織』になる、これを防ぐための治療なのかな。と。」「喘息発作の状態が長く続くとリモデリング(気管支の筋肉の組織が増えて太くなり硬直化してしまう)が成人になってから起こる可能性があるので、発作の程度を正しく判断し、発作を回避するために、適切な薬の量を長期に使用する事が大切というお話でした。」


Name: yulanさん Date: 2006/02/14(火) 22:45
「新ガイドラインについて」
2005年版ガイドラインですが、読んでいて感じたのは「リモデリング」を防ぐ、という方向なんだ、ということと。
それと、「炎症」を抑える治療中心だけど「ゴールの設定」が変わるかもしれない、と感じました。

私達、ついつい「発作」の有無に視線が行きがちですが、治療の力点がリモデリング予防なのではないか、と。
つまり、繰り返す(あるいは継続する)炎症によって、正常な組織「ではない組織」になる、これを防ぐための治療なのかな。と。
それには、発作自体を予防するだけでなく、日常的にある炎症を抑える、「発作予備状態」を抑える、
これも必要なのだということなのかな、なんて感じました。
もちろんリモデリングされた組織であれば、なんらかの刺激で再発すると予想されるわけです。
小児喘息だった方々が成人になって再発する現状をみていると、リモデリングされた組織に視線がいきますしね。

そしてゴールの設定ですが、「発作予備状態」がどれくらい続くかという研究もされることが予想されました。
今の「寛快」は発作が起きなくなって一年(かな?)ですが、炎症予備状態はもっと長く続いているようなのです…

そうそう、追加の薬をもらっているけど、使うタイミングがわからない、また、受診のタイミングがわからない、という方々(ほとんどの親かも…)は、
ぜひ読んでみて、発作と治療と受診のタイミングを確認してみることをお勧めしたいです。
専門的過ぎてかな~り難しいかもしれないですが。
誰か分かりやすい解説本を書いてくれないですかね~!


なんだか分かりにくい内容になりましたが、私の印象を書いてみました。




Name: さくら Date: 2006/02/15(水) 22:44
「小児のうちに治す小児喘息」

yulanさん、こんばんは。

「リモデリング」を防ぐ、ということは、「小児のうちにしっかり治す」ということですよね。
いったん寛解したように見えても、成人してから再発するのはリモデリングしてしまっていたから、だから再発を防ぐためにもしっかり治しておかなければいけないですね。

ガイドラインは難しかったけれど、喘息と喘息治療を根本から勉強するのにとても役に立つと思いました。
確かに解説本あったらうれしいですね~




Name: yulanさん Date: 2006/02/15(水) 22:55

先ずは、これらの内容は、あくまでyulanが読んでの「感想」なので、誤解しないで下さいね。

内容の訂正ですが「寛解」は「無治療・無症状になった時点」、「治癒」は寛解が5年以上持続したもの、でした。
それから、「発作予備状態」と言うのは、私が勝手に作った単語です。見た目の症状は正常で、組織自体は炎症状態、または容易に炎症を起こし得る状態を表現したかったのでこんな単語になりました。深くつき詰めないでさらっと読み流して頂けたら・・・と思います。

それから、トピックスは、乳児でもネブライザーで使用できる吸入ステロイドの治験が終了して、2006年には発売されるそうです。低年齢でコントロール不良、吸入ステロイドを必要とする方々には朗報ですね。欧米では乳幼児に使用され、優れた効果が報告されているそうです。

テオフィリンに関してはかなりのスペースを割いて、使用時の副作用を説明しており、また、使用量も個人差の大きさを考慮するように、と繰り返し述べてあります。乳幼児に漫然と使用している医師に対して、保護者側としてもきちんと疑問を呈すべきだ、といえそうな感じですね。

細かい点で、気になったのは、β2刺激薬の貼付剤(ホクナリンテープ)が、以前話題になりましたね。
β2刺激薬は長期間使用した場合に、気道の過敏性が増す、という報告があること。
それから、乳児に対して貼付剤を連用する場合は必ず吸入ステロイドと併用して使用されるべき、とあること。
この2点が引っ掛かりました。「貼っておけば楽になるから」と親の判断で長期間(どこからが長期間なのか、医師でないと判断できませんね)使用することの危うさを感じました。

細かく突っ込んで考えますと、とても長くて読むのも嫌な投稿になってしまうのでこれぐらいにしておきますね。




Name: りんさん Date: 2006/02/18(土) 03:45

先日、2月11日、アレジーポット主宰の「小児気管支喘息治療管理ガイドライン2005」作成した委員の先生方によるお話を聴きに渋谷の子供の城に行って来ました。yulanさんが、とても上手く説明して下さっていますが、本当に同様の内容でした。

喘息発作の状態が長く続くとリモデリング(気管支の筋肉の組織が増えて太くなり硬直化してしまう)が成人になってから起こる可能性があるので、発作の程度を正しく判断し、発作を回避するために、適切な薬の量を長期に使用する事が大切というお話でした。また、ステロイド治療が、副作用も少なく、推奨されているとのこと。

薬を減らしたいと思っていましたが、今回の講演を聴いて、喘息のメカニズムと薬を使用する理由がよく理解できました。




Name: yulanさん Date: 2006/02/19(日) 23:16
「リモデリングについて」

りんさん、レスありがとうございます。
実は投稿してから「一人よがりだったらどうしよう…」と
少々気弱になってましたf^_^;

で、リモデリングとは何かって、書いてないなあって気付いたのでまた自己レスつけておきます。(HPのどこかに既に書いてあることでしたら、申し訳ありません)


リ・モデリングとは、本来の組織とは異なる組織に変化すること、
(ただし、その患者さんにとっての「本来の組織」というよりは
いわゆる「正常な組織」とは異なる組織に変化すること)
のようなのです。文章にするとどこか違うかわかりにくいですね(汗)

具体的に言うと、「気道本来の組織」とは、その役割に則した最も合理的な組織なのです。
つまり、スムーズかつ素早く空気を通し、加湿加温しつつ、埃などの異物を除去し、
異物は粘液に包んで痰にして排出する…(まだあったかな?)
ですが、リ・モデリングされた組織は、
気道を縮みやすくし(平滑筋の肥厚)
柔らかさをなくし=吐き出しにくくなる(基底膜肥=繊維化)
分泌物が簡単に多量に出しやすくなり(気道上皮細胞の杯細胞化生
および気管支粘膜下腺過形成)
気道が狭くなる(粘膜層の慢性的膨張)
そして抗原抗体反応を起こす細胞を簡単に供給でき、また変化した組織を栄養する、毛細血管が増殖する…
といったところです。
問題になるところは、「軽症児、一年以上の寛解がみとめられる児、そして喘息発症前もしくは移行状態と考えられる児(1~11歳)においても基底膜肥厚が認められている」
ということなんです。
※基底膜肥厚は、リモデリングの目安にされているものです。
小児は生検(健在の状態で組織を取って調べる)が難しいので、
目安に頼る部分が多いのです。


つまり、初期から組織が「発作を起こしやすい組織」へと
変化しているってことなんです。


どうですか?
こんなかんじで、皆さんにリモデリングの恐さがお分かり頂けるでしょうか…

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